大阪 枚方 山田眞三の言葉

1月の言葉

無明の極意
「ひらめき」の大脳心理学

「ひらめき」を大脳生理学的観点から述べる。

車のエンジンで例えるなら、8,000回転/minくらいの超高速回転を延々させ、オーバーヒートする寸前まで頭を使い続け、集中し続ける。
そして、急速に回転を落とし、アイドリング状態にする。
しばらくすると、「ひらめき」や「アイデア」は出てくるのである。

人間の頭の構造は以上のようになっているらしい。

皆さん、思考を集中させ、頭が痛くなるまで回転させてみて下さい。
しかも、急速に上昇させ、長時間興奮気味に集中している時間を味わってみてください。いく日もいく日も考え続けてください。

そして、応えがいつまで経っても出てこない。
苦しい、苦しい、時間を味わってみて下さい。
苦しい、苦しい、苦しい悩みの時間を味わってみて下さい。

そして、ついに諦め、その「問や問題」を放り投げて出してみて下さい。
ただし、その「問や問題」に対する関心までは捨てないで下さい。
アイドリングしながら、いつまでも遠くからその「問や問題」も眺め続けて下さい。

必ずや「ハッ」とする瞬間がやって来ます。
「アイデア」や「答」は必ずやあなたの頭に思い浮かぶはずです。

名づけて”無明の極意”
わかっていただけましたでしょうか。

「考えることは最も過酷な仕事だ。
だから、それをやろうとする人がこんなにも少ないのだ。」
                       ヘンリー・フォードの言葉。